旅行先:富山県
時期:2016年6月
一緒に行った人:家族
宿泊先:大牧温泉
住所:富山県南砺市利賀村大牧44
サイト:http://www.oomaki.jp
口コミ:

2016年の6月に叔父、両親、私、息子の5人で富山県にある大牧温泉へお邪魔しました。

車で名古屋を出発し、途中ドライブインで休憩を挟みながら3時間程で小牧ダム湖にある船着き場へ到着後、そこからは船での移動です。

船の出発時間までの間、ダム湖を見下ろしているとたくさんの魚(ウグイ)が泳いでいて、「ウグイ達は好き嫌いなく何でも食べます。スナック菓子が大好きです。お菓子の自販機あります」と書いてある看板がありました。

スナック菓子?と思って辺りを見回すと、乗船券売場のそばにお菓子の自販機が置いてありました。
魚用のエサではなく、人間が食べるお煎餅やポテトスナックが売っています。

スナック菓子をひとつ書い、息子が自分もつまみながらお菓子の欠片をダム湖へ落とすとものすごい数のウグイがバシャバシャと集まってきました。

ウグイにお菓子をあげながら待っていたら、船の出発時間になりました。6月の暑い日でしたが、ひんやりとした心地の良い風を感じながらのおよそ40分の船旅です。

山の中を流れる大きな川の景色は壮大で、当時建設中の橋の様子等も見ることができ、6歳になる息子も終始楽しそうな表情、大人も非日常感にワクワクとした気持ちになりました。

やがて、辺りは一面山の景色の中、川沿いにそびえ立つ大牧温泉の建物が見えてきて、船の中で乗客の歓声が上がりました。

正に秘境の温泉。その景色は圧巻です。
皆が川から見た旅館の風景を撮影をしていました。船の運転手さんの、写真が撮りやすいようにベストポジションで一時船を停めて下さる心遣いも嬉しかったです。

船着き場へ到着後、船を降りて旅館への道を登っていくと、従業員の方々がお出迎えして下さり、靴を預けてお部屋へと案内して頂きました。

私達が宿泊したのは、ツインのベッドと畳のある広いお部屋でした。室内のお風呂と露天風呂もあり、露天風呂からの景色は、目下に川が流れる絶景です。

お部屋にある露天風呂にも入りたい気持ちもありましたが、まずは大浴場の方の露天風呂へ行ってみることにしました。

浴衣で外へ出ると、ちょっとした脱衣場がありました。
山の岩を利用した岩風呂には驚き、感激しました。
自然の岩の穴に温泉を引いた、見た目はシンプルですが秘湯という表現がぴったりなお風呂です。

辺りは山なので人気もなく、熊に注意という看板があり、少し怖いなと思いながらも、目の前に広がる山々と川の風景を楽しみながら温泉に浸かりました。

その後は楽しみにしていた夕食です。お刺身やお肉料理など、どれも本当に美味しく、とても満足な内容でした。少し頂いた富山の地酒も美味しかったです。

子ども用にお願いしたお料理も、ハンバーグにから揚げやエビフライ、炒飯にデザートとボリューム満点でした。

夕食後、部屋に戻り部屋のお風呂を満喫しました。
露天風呂は熱めのお湯なので、水を入れながら湯温を調節しました。夜になってしまうと外はほとんど灯りの無い暗闇なので、こちらの露天風呂も外が明るい時間帯の方が景色を思いきり楽しめそうです。

翌朝、叔父と父と息子は釣竿を持って船着き場から釣りを楽しんでいました。
30年程前に叔父と父の父親(今は亡き私の祖父で釣りが趣味でした)が、生前に病床で大牧温泉に行きたいと言っていたそうで、当時は客室の窓から釣竿を垂らし、部屋で釣りができたそうなのです。

今回、事前に旅館へ確認したところ、現在は改装して残念ながら客室からの釣りはできなくなったとのことでしたが

叔父と父は30年の越しの願いが叶い、祖父と一緒に来ることは出来ませんでしたが、どうしても釣りがしたかったようでした。息子と男3人で魚釣りを楽しみ、釣れた魚はリリースしてきたようです。

部屋に戻り、叔父と父が順番に部屋の露天風呂に入り、景色が最高で幸せだと、満喫していたようでした。

その後豪華な朝食を頂き、母と私は室内の方の大浴場へ温泉を楽しみに行きました。

ものすごく広い、というわけではありませんでしたが私達だけの貸切状態でのんびりと満喫できました。

旅館へ来るまでの船には何組ものお客さんが乗っていましたが、旅館内では他のお客さんに会うことはほとんどありませんでした。ゆったり、のんびりを楽しみたかったのでその点も良かったです。

しっかりと朝風呂を楽しみ、チェックアウトしました。
次はいつ来られるのかと思うと、帰るのがとても名残惜しく感じました。

船着き場まで下っていき、再び船に乗りました。爽やかで気持ちの良い風を感じながらおよそ40分かけて小牧ダム湖へ戻りました。

船に乗らなければ辿り着けない秘境にある大牧温泉、非日常感を味わえて本当に良かったです。
温泉はもちろん、お部屋もお料理も、従業員の方々の応対も、そして雄大な自然の絶景も、100点満点で大満足でした。
またいつか、訪れたい素晴らしい旅館でした。